一般内科
Internal
一般内科について

豊富な経験を活かし、患者様一人ひとりの症状に合わせた診療を行っています。
地域のかかりつけ医として、幅広い内科疾患に対して専門的な診療を提供します。また、患者様が安心して話せる環境づくりを大切にしています。
専門的な治療が必要な場合は大学病院などの医療機関へご紹介いたしますので、どうぞご安心ください。
さらに、「どの科を受診すべきかわからない」「体調が悪いが、大きな病院に行くほどではない」といったお悩みをお持ちの方にも、経験豊富な医師が適切な診療と治療を行います。
こんな症状で
お悩みではありませんか?

- 熱っぽい
- 腹痛
- 嘔吐
- 気分がすぐれない
- 頭痛
- のどの痛みがある
- めまいがする
主な対象疾患
風邪
風邪(風邪症候群)は、上気道の急性炎症を指す総称で、さまざまな症状が現れます。また、消化器のウイルス感染による腹痛や嘔吐・下痢などの腹部症状を伴う状態を「感冒性胃腸炎」や「お腹の風邪」と呼ぶこともあります。風邪はウイルスによる感染で、粘膜から炎症が起こり、くしゃみ、鼻水、鼻閉、微熱、倦怠感、頭痛、食欲不振などの症状が徐々に現れるのが特徴です。
インフルエンザ
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染して発症する感染症です。風邪に似た症状が見られますが、38度以上の高熱など、より強い症状が現れやすいのが特徴です。流行は毎年11月から始まり、1月頃にピークを迎え、春には収束する傾向があります。冬にインフルエンザが流行するのは、寒さや乾燥によって身体の抵抗力が低下するためです。また、乾燥した空気ではウイルスが長時間漂いやすく、冬はウイルスにとって生存しやすい環境となっています。
新型コロナウイルス感染症
このウイルスは接触や飛沫感染で広まり、呼吸器系に影響を及ぼします。感染者からの咳やくしゃみを介して他の人に感染することがあります。感染者の症状には発熱、咳、呼吸困難、倦怠感があり、一部は無症状です。COVID-19は軽度の風邪症状から重度の肺炎、呼吸不全、さらには死亡に至ることもあります。特に高齢者や基礎疾患を持つ人々、免疫力が低下している人にとっては重篤な病気となることが多いです。
高脂血症(脂質異常症)

高脂血症(脂質異常症)とは、血液中の「悪玉」とされるLDLコレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)が過剰に増加する、または「善玉」のHDLコレステロールが減少した状態を指します。
以前は、総コレステロール値が一定以上になると「高脂血症」と呼ばれていましたが、現在では心筋梗塞や脳卒中のリスクに関連するLDLコレステロール値の管理が重視されています。
コレステロールは細胞膜や胆汁酸、副腎皮質ホルモンの材料として重要な役割を果たしています。
高脂血症の治療
高脂血症の治療は、生活習慣の改善と薬物療法が中心です。
まず、食事療法として、脂肪分の多い食品やコレステロールを多く含む食品を控え、野菜や魚を積極的に摂取することが推奨されます。適度な運動も、LDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールを増やす効果があります。
生活習慣の改善だけでは効果が不十分な場合、スタチンやフィブラートなどの薬物療法が行われます。これにより、LDLコレステロールや中性脂肪をコントロールし、心血管疾患のリスクを低減します。
高血圧

高血圧症は、血圧が慢性的に高い状態が続き、心筋梗塞や脳卒中、腎臓病などのリスクを高めます。
自覚症状がほとんどないため「サイレント・キラー」とも呼ばれますが、多くの場合、生活習慣の改善で予防や治療が可能です。
日常の動作や気温の変化で一時的に血圧が上がることはありますが、高血圧とは、血管に常に高い圧力がかかり続け、血管壁が損傷しやすくなる状態を指します。
高血圧の治療
高血圧の治療には、生活習慣の改善と降圧剤による治療があります。
薬だけで完治するわけではなく、生活習慣の改善も同時に行うことが重要です。まず生活習慣の改善を目指し、効果が見られない場合は薬の使用を検討します。
高度な高血圧には、すぐに薬をお勧めすることもあります。高血圧の原因には生活習慣だけでなく、体質や遺伝、加齢も関係しており、多くの方に薬が必要になることがあります。
また、血圧は環境や体調の変化で変動しやすいため、自宅での定期的な血圧測定が重要です。
糖尿病

糖尿病は、血糖値が長期間高い状態が続く病気で、インスリンの不足や機能低下が原因で発症します。インスリンは、血糖値を調節し、ブドウ糖を細胞に取り込みエネルギーに変える重要な役割を果たしますが、不足するとエネルギーが筋肉や内臓に届かなくなります。糖尿病には主に2つのタイプがあります。
- 1型糖尿病:膵臓のβ細胞が破壊され、インスリン分泌が極端に低下して発症。主に子供に多いです。
- 2型糖尿病:インスリン分泌の低下や、細胞がインスリンに反応しにくくなることで発症。生活習慣が関係し、日本の糖尿病の約95%を占めます。
糖尿病の治療
糖尿病治療には、「食事療法」「運動療法」「薬物治療」があります。
多くの方が食事と運動療法の重要性を理解されていますが、誤った情報に基づいた管理をしているケースも見受けられます。
ポイントは「正しい治療法」を「継続」することです。糖尿病は治る病気ではなく、適切にコントロールし、合併症を予防して健康的な生活を送ることが目標です。極端な食事制限や過度な運動は続けにくいため、無理のない治療を日常生活で継続することが大切です。定期的な通院を含め、負担の少ない治療を継続することで、血糖値を最適に管理できます。
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食事療法
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運動療法
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薬物療法